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 桃源郷と奥歯の延命 17/03/19

 畑の草抜きを「仕上げる1週間」を目論み、書斎にこもる時間を割愛しました。おかげで、除草は週の前半でほぼ見通しが立ち、思わぬ嬉しいことまで生じました。その間に、2本の枝垂れの紅梅が満開になり、自国に桃源郷を持つ人に通センボの竹まで踏み越えて侵入っせる事態が多々生じました。

 ここ数年、加齢対策の一環として、畑で野草の制御に努めてきました。ところが、昨秋からビニールシートを用いるトンネル栽培を始めたために、元の木阿弥になるところでした。トンネルの中で野草を好きなように育ててしまったせいです。野草は、小さい芽の間に抜けば、数秒で10本ほど抜けそうですが、野菜と絡ませて大きく育ててしまうと、数分でも抜き去れなくなってしまいます。

 そこで、日曜日は夕刻になんとか1時間を、翌日は午後の3時間ほどを、そして火曜日は延べ5時間を、それぞれ除草に投じました。週初は、ルーチンの後も後藤さんの世話になり、京都府があと押しする美術工芸展を覗きに出ました。帰途も、妻と市中で落ち合い、写真の焼き付け所を探しました。最寄りの焼き付け所が閉鎖したのです。翌日は、午前は遠方からの来客予定があり、楽しい時間を過ごし、午後は飛び入りの小さな来客があり、リフレッシュの好機にしました。フェンネルの苗を地に下ろしたのです。火曜日は終日庭仕事にあたり、随分除草に精を出したわけです。

 おかげで週の前半で、「ここ数年の努力」をなんとか無にせずに済ませそう、との見通しが立ちました。もちろん、今後は同様のトンネル栽培をしても「途中で1度か2度は除草に当たるべし」との反省をしています。この度は好天の日に、ビニールシートを剥がして野菜に日光浴をさせましたが、その時に除草もしておくべきであった、と悔やんだわけです。油断大敵とはよく言ったものです。

 終日庭仕事に没頭した火曜日は、クタクタになりました。除草に、次のような背伸ばしを兼ねた気分転換の作業を組み合わせ、没頭したのです。まず温室で、多肉植物鉢の再生に着手。ビニールシート剥がし。ノラボウナの保護と3つ目の支柱立て。昼食はお好み焼きで、その後は、メダカの水槽の淡水ノリ取り。コーヒー滓広げ。大工さんと午後のお茶の後は、前庭にある人形用ブランコの補修。温室などで越冬させた鉢植えのデヴュー。妻はこの日、「人形の出窓」の模様替えをしました。

 週の中日は、午前中に多肉植物の4つの鉢を仕上げ、午後は紅梅に惹かれて無断で庭に踏み込む東洋人に、2度も嘆いた後、大阪に出かけ、夕食も済ませて来宅。かくして、週の後半を迎えました。

 その初日は、9時に歯科医の予約があり、実験台を申し出て奥歯の延命がかないました。午後は30年来の常連客に酵素風呂に連れて行ってもらった後、乙佳さんと方丈の細部打ち合わせ。夕刻はWIFIの工事などがありました。その合間の寸暇を、除草と背伸ばしプログラムに当てました。そしていよいよ、アポイントが1つもない金と土となりました。もちろん、除草の仕上げを目論みました。しかも両日ともに好天で、急の来客もなかったのに、1カ所除草を要するところを残しました。それは、なぜか気が落ち着かず、2つの作業を思い付いたり、妻の願いで奇妙な1畝を仕立てたり、ありがたい中国人観光客にまで時間を割いたりしてしまったからです。もちろん除草にも励み、情けない日本の政治を嘆きもしましたが、それでも気が落ち着かず、夜の1本の電話でやっと気を落ち着けたのです。

 


枝垂れの紅梅が満開

 

満開のクリスマスローズ
2本の枝垂れの紅梅が満開に、昼間を賑わせ、この2本がわが偏見を恥じ入らせもする1週間となった。早朝は、満開のクリスマスローズで目がパッチリする。


遠方からの来客
遠方からの来客は、「父と、伊勢参りで」と言って、帰途立ち寄ってもらえた。「中学1年生でした」と、29年来の付き合いを振り返った。アイトワ誕生の2年目に、すでに連客だった長野の中学校教諭に誘われ、長野の旅。日曜日の学校も訪れ、男女各2人計4人の生徒と会った。2人とはそれきりで、1人の女性とは今も交信が続いている。この人とは、家族付き合いになった。


水槽の淡水ノリ取り

多肉植物の鉢植え

1鉢増やした
100円ショップで見つけた道具を活かし、メダカの水槽の淡水ノリ取り。100円ショップは、写真の焼き付け所があったスーパーの一角で見つけた。昨年、多肉植物の鉢植えを3つ造ったが、加温しない温室ではうまく越冬出来なかった。そこで、その再生に取り組んだ。先月から買い求めてあった5種の多肉植物を活かし、まず1鉢で試み、翌日その要領で、残る2つの鉢を再生したが残りが出たので、1鉢増やした


洗って再使用を

ノラボウナをついばみ始めた
ビニールシートを剥がす時期になったが、剥がした1本の畝で、スナップエンドウの種をまいていたことに気づき、除草し、今年3つ目の支柱を立てた。剥がしたビニールシートは「洗って再使用を」と願ったが、ヒヨが用済みのトンネル栽培用アーチにとまり、ノラボウナをついばみ始めた。そこで、1枚のシートをノラボウナの保護に流用。この日の最後は、過日支柱を立てた2つの畝のエンドウのツル吊りだった。育ち過ぎると、自力では登りにくい様子。

1枚のシートをノラボウナの保護に流用

2つの畝のエンドウのツル吊り


別の枝に吊るす補修

鉢植えのデヴュー

「人形の出窓」の模様替え
人形用ブランコをかけていたモミジの枝が枯れて落ち、1週間余も放置していたが、妻を呼び出して別の枝に吊るす補修をし、次は、温室などで越冬させた鉢植えのデヴューを選んだ。いずれも背伸ばしプログラムで、除草で固まった腰骨を伸ばすため。妻はブランコの補修の跡、「人形の出窓」の模様替え


ササやドクダミの根の侵入を防ぐブロックづくり

 

新たなアケビの棚立て
思い付いた2つの作業の1つは、ササやドクダミの根の侵入を防ぐブロックづくり。加齢対策としての畑の除草範囲を元キウイ棚(昨年からカボチャ棚にした)まで広げた関係で、思いついた造作。他の1つは、昨年の秋以来の懸案で、新たなアケビの棚(昨年秋に購入した)立て。これまでのアケビのアーチの側で、網田さん(に苗木をもらった)のツバキの横に立てた。


チマサンチェを育てることになった畝

当週最後の除草は、温室と個離庵をつなぐ小路沿い

除草後
奇妙な1畝とは、3段階のチマサンチェを育てることになった畝。元は、サルに傷められたチマサンチェ(の再生が始まった)の畝に、ポットで育てた苗だけでなく、他の畝で収穫中だった2株を移植した。当週最後の除草は、温室と個離庵をつなぐ小路沿い