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アイトワ循環図

 懸案と悲鳴と反省と 17/08/27

 まず懸案の1つが片付きました。「離れ」の屋根の樋外しです。この屋根の上にはヤマザクラの巨木が茂っており、落ち葉ですぐにつまり、機能していなかったのです。当週は妻と旧玄関前の掃除から手を付けましたが、「ならば」と、特殊な三極脚立も設え、無事完了です。この機会を逃せばまたズルズルと日が過ぎて、わが手には負えない作業になりそうダ、と反省しての実行でした。

 他に2つ、友人と京セラの来訪予定があり、共に期待をはるかに超える喜びでした。この友人は、スリランカやイタリヤのトスカーナなどを一緒に旅した人ですが、飛び切り嬉しい来訪でした。休日返上の京セラには太陽光発電機の診断を頼み、対応策を考えることにしました。庭には夕刻にも出ましたが、蒸し暑さに閉口。作業内容を屋内の水槽と玄関周りの水鉢の手入れに切り替えました。

 月曜日は舞鶴さんと岡部さんの2人と落ち合い、同志社大学を訪ねました。ある全国版文化事業の京都公演を受け持ちましたが、その会場は同志社大学のご提供で、チラシや入場券などの校正でした。それらのデザインは岡部さんに受け持ってもらいましたが、とても良い出来で、今後の全国行脚で活かしてもらえそうです。この留守の間に、京セラ2度目の点検。午後は、カボチャと種を採るキュウリの収穫の後、翌日の作業に備え、囲炉裏場の舗装材の追加分を買い求めに出かけました。

 手ぐすねを引く思いで迎えた火曜日なのに、7時過ぎまで寝ぼけました。朝飯前の一仕事はパス。朝食後、曇天をいいことに庭に飛び出し、前週から懸案のキンモクセイの剪定囲炉裏場の舗装を完成。その間に妻は、冷えたスイカを差し入れし、旧玄関前の掃除を仕上げました。午後は、ある用件で乙佳さんが来訪。この間に小雨。明日こそはとの思いを秘めて、早めに就寝。

 これぞ朝飯前の一仕事、ができました。私は果樹園の草刈り。妻は果樹園に点在するブルーベリー摘み。「これで総計9.4kg」と、妻は大喜び。今年は生り年でしょう。朝食後はバタンキューの昼寝。夕刻にも庭に出ましたが、さすがの私もカとブヨに閉口しながら加齢対策の1つを思い付き、居宅と書斎とカフェテラスを結ぶL字型小路の舗装、を試みました。この日、中京地域では横に走る連続的スゴイ稲光(その昔、アメリカのカンザスでよく見た)が多発。異常気象を実感です。この日からシカクマメの収穫が始まり、この日でトマトの収穫は最後、と妻は寂しそう。

 この日から2日間は、朝飯前と夕食前も、と勇んでおきながら、翌金曜日の夕刻は屋内作業で終わりました。懸案のトンネルアーチの下ゼンマイ土手、そして新果樹園への通路の草刈りに手を付けたのですが、「このままではだめだ」と反省です。先月の入院による1週間のブランクを埋め切れぬまま息切れです。野草の勢いに悲鳴を上げ、葉を濡らし、消石灰をまき、その発熱で成長の抑制を、と試みましたが無効。手を付けていないところがまだ沢山残っています。屋内作業は、一匹のサワガニの死に姿がキッカケで、モリアオガエルの悲鳴を思い出し、取り組んだオブジェ創りです。

 終末は雨で明け、朝飯前はパス。2件の来客と期待通りの楽しい歓談の後、庭に飛び出し、この時期の懸案である畑仕事に挑戦。追って出て来た妻は除草の後、25のハナオクラと「またこんなに」とトマトを収穫し、一足先に引き上げました。それは、楽しい夕餉の準備でした。

 


樋を外した

この庭ではNO.1の巨木

出窓の屋根が、塗装を求めていた
特殊な三脚脚立(脚の長さを個別に調整可)を坂道に立て、長年の懸案だった樋を外した。ヤマザクラは植樹に手を付けた初期の1本。この庭ではNO.1の巨木(外周2m33cm、樹齢50数年)。この作業の過程で、「離れ」の手前の部屋の出窓の屋根が、塗装を求めていたに気付かされた。


カボチャと種を採るキュウリ

地上で育ってコオロギに襲われた

カボチャコーナーで育てたツルクビカボチャを収穫
カボチャと種を採るキュウリを収穫。カボチャは自生のツルクビカボチャと、苗から育てた貧相なカボチャ。アイトワキュウリは種が極めて少ない品種になりそう。ツルクビカボチャのた若い1つは、地上で育ってコオロギに襲われた。なお週末には、元キウイ棚下のカボチャコーナーで育てたツルクビカボチャを収穫し、ヒヤヒヤしながら妻に見せたが、ヤレヤレの反応だった。


中国人カップルがミニ披露宴を楽しんだ

キンモクセイはボウボウだった

期待通りの剪定がとても楽にできた
過日、中国人カップルがミニ披露宴を楽しんだが、その時のキンモクセイはボウボウだった。書庫の屋根に登れば、期待通りの剪定がとても楽にできた。問題は、書庫の屋根に移るのは簡単だが、降りるときは「命綱が欲しい」と思ったこと。その後、囲炉裏場のつぎはぎだらけだった部分舗装の上塗りをして、これをもって完成とした

つぎはぎだらけだった部分

舗装の上塗りをして、これをもって完成とした


旧玄関に至るゆるい階段

妻は旧玄関前の除草を済ませ

居宅側からゆるい階段(右手に「離れ」
左手に書斎が見える)を見降ろすと
旧玄関に至るゆるい階段(左手に「離れ」が見える)の掃除は、私が立木を切り取り、妻がそのクズの始末と除草を引き受けた。その後、妻は旧玄関前の除草を済ませ、私は植え込みの剪定をした。その折に居宅側からゆるい階段(右手に「離れ」、左手に書斎が見える)を見降ろすと、カフェテラスに至るL字型小路が見えるようになっていた。


トンネルアーチの下

一輪車一杯分

ゼンマイ土手
トンネルアーチの下だけでなく、ゼンマイ土手の草も刈ると、それぞれ一輪車一杯分とれた。まだ野草は種をつけていなかったので堆肥の山に積んで、中央部に生ゴミを放り込む窪みを造った。妻は私の草刈りに刺激され、ガラスを磨き始め、潜んでいたモリアオガエルを見つけた。次いで新果樹園への通路の草刈りをしたが「夏場に2週間も留守にする」と取り返しがつかないことになると反省し、覚悟もした。なお、週末の午後は、夏姿の畑を冬姿に改めるこの時期の懸案である畑仕事に初挑戦。トウモロコシの残さなどで堆肥の山を築き足した

ゼンマイ土手の草刈り後

中央部に生ゴミを放り込む窪みを造った

ガラスを磨き始め

モリアオガエルを見つけた

新果樹園への通路

堆肥の山を築き足した


このサワガニはどうしてここで永眠したのか

なぜ、ここに至ったのか
このサワガニはどうしてここで永眠したのか。植木鉢を登れるはずがないのに、いかにして、なぜ、ここに至ったのか。まるで食物連鎖の環から逃れたような姿に触れ、屋内に閉じ込めて悲鳴をあげさせたモリアオガエルを思い出し、ミイラに彩色し、再発防止のメモリアルにと考えたが、妻が「私好みでないことをするのなら、せめて色だけでも」と色見本をつけて彩色のし直しを所望。3つの塗料を調合した。当週は、三崎美夫さんのおかげでアオバヅクが誕生したことと、そしてオオタカに襲われ、幼くして食物連鎖の一環になったことを知った

3つの塗料を調合し、ミイラに彩色

色見本をつけて彩色のし直しを所望。

三崎美夫さんのおかげでアオバヅクが誕生したこと

幼くして食物連鎖の一環になったことを知った


この時期の畑はまるでジャングル

シカクマメの初成りと、これが最後のトマト

また、こんなにトマトを収穫できた
この時期の畑はまるでジャングル。冬野菜の作付けに備えてどこから手を付けるか、がいつも懸案だ。この畑仕事は私の存在価値の示しどころでもあるが、ジャングルの一部を切り拓くと、水曜日に「シカクマメの初成りと、これが最後のトマト」といって写真を撮らせた妻が「またこんなにトマトを(見つけ)収穫できた」と大喜び。25ものハナオクラも採れた。