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アイトワ循環図

 自然の恵みと未花ちゃん一家の見送り 14/07/06

 「志賀郷を愛する会」楽しかった。ミツバチの師匠・志賀さん宅で、ホタルの時期にも開かれます。橋本宙八夫妻を誘い、ご夫妻が終の住処にと検討中の古民家に立ち寄った後、3人で参加。先に到着していた田中信弘さんに出迎えられ、持参したキイロケマンの種を手渡し、ホッとしています。やがて家具師の建田夫妻も到着「宇治でも(アイトワと同様の)蛾が異常発生」とか。また、杉チップ浄化槽は健在とのこと。トッテンさんはアシスト社の社長他同行で参加、その想いがかなうことを願いました。「半農半X研究所」塩見直紀さんは初参加、随分長い間語らいました。日が落ちる前に、私たち3人はおいとまし、ホタルを見ず終いになりました。

 月曜日のトピックスは5つです。まずミツバチの巣箱周辺を朝一番に手入れ。次いで、瞳さんの案内で「玄匠先生の工房で過ごす1日」の予定でしたが、妻の勘違いで午後の半日になったこと。それが素晴らしい午餐(なんと瞳さんに、琵琶湖が見渡せるイタリヤ料理店に案内され、ここで徳昌寺の後藤さんと再会)を可能にした(?)。しかも工房では、久しぶりに東海さんにお目にかかれたのです。柿渋染めは後藤さんを交えて午後1時から取り組みました。私はこの度、2つの試みに挑戦しましたが、それが作為的な作品にしたのでは、と出来上がりが心配です。

 この日、予期していたことが形になっています。未花ちゃんの車で最寄り駅まで送り迎えしてもらったのですが、これが未花ちゃんたちに留守番をしてもらう最後の日になっています。

 火曜日のトピックスは4つです。まず4日ぶりにさまざまな庭仕事(志賀郷でもらった植物の植え込み。キュウリやインゲンマメを支柱に吊るすなどの手入れ。そしてカフェテラスの模様替え)に当たり、今後の作戦も立て直しています。その最中に長火鉢の修繕を頼んでいた鷲鷹工芸・森さんが届けてくださり、ミシンの補修もしてもらえました。3つ目は、哲範さんの名誉ある撤退の見送り。最後は、久しぶりに晴ちゃんが夕刻に1人で訪ねてくれたことです。

 晴ちゃんは、イモリ3匹を手土産にして来てくれましたが、用件はクワガタムシを捕獲するワナを庭に仕掛けることでした。水曜日は、この続きで明けています。私は5時前から畑に出て晴ちゃんを待ち構えましたが、なんと晴ちゃんは4時過ぎに仕掛けたワナの点検を終えていたのです。この日は、朝の8時から外出。リクチュールの案件で市内の2校を訪ねており、所期の目的を果たしました。午後6時から(短大時代にとても世話になった漫画家)篠田先生を迎えており、庭の野菜を活かした妻の手料理を賞味願いながら歓談、旧交をあたためました。この日、堀口さんに電話を入れており、哲範夫妻に傾けてもらえた2度の熱き助言と指導に感謝しています。

 木曜日は終日雨。カラカラ大地は潤いを得て樹木は大喜び。篠田先生を見送った後はルーチンワーク(キンギョの餌やりや温室の水やりなど)を除き、もっぱらデスクワーク。よき骨休めになった上に、桑原さん(アイトワの喫茶室を一般開放する提案をし、今日まで世話になっている)にモロヘイヤ(毎年最後に植え付ける夏野菜)の苗をもらい、翌日の好天を期待しています。

 朝は雨がパラつき、暮れから梅雨らしい雨になった金曜日でしたが、久しぶりに昼寝をしたのもよかった。元気に多様な作業に携われたのです。まず、コケ庭の除草から手を付け、草刈、畝間の土上げ、大工仕事、ハヤトウリのアーチ作り、夜叉タケの刈り取り、そしてキクナの畝を仕立て直してモロヘイヤの苗の植え付けなどに当たり、堆肥の山の整備もしています。

 週末はオオガハスの開花で始まり、ノウゼンカズラの花を妻と2人で愛でることで終わったようなものです。この間に、セロリの跡を仕立て直して義妹にもらったトマトの苗を植え付け、北隣との境界である樫の生け垣の剪定、そして旧玄関に至る小路の手入れなどに当たっています。
 


塩見直紀さんと話し合えたことも良かった
志賀郷を愛する会は自然愛好家が集います。創る喜びに目覚めた人が多いようです。トッテンさんのように未来を見据えて新社長他を同伴し、参加した人もいましたし、ニホンミツバチを新たに飼いたくて訪れた人もいました。私は、塩見直紀さん(のように、訪れた人たちとの触れ合いを求めて参加した人)とジックリ話し合えたことも良かった。

田中信弘さんには、アイトワに一度(キイロケマンが満開の頃に志賀さんと)訪ねていただいており、キイロケマンの種をお譲りする約束をしています。その時に、キツネノカミソリやナツスイセンの球根をもらう約束もしていたようで、ご用意してもらえていたのです。当時の話題を振り返りながら、この会に集う後続の人たちを待ちました。


 

玄匠先生の作品が表装
徳昌寺の後藤さんと再会。工房では、東海さん(前高島市長)に駆けつけてもらえ、お目にかかれた。柿渋染めは午後1時半から後藤さんを交えて4人で取り組み、私は「作為的にならないか」と心配しながら2つの試みに挑戦しました。この日、後藤さんが求められた玄匠先生の作品が表装されており、見学できました。また、素手で描いたおかげで、奇妙な心境(マニキュア体験)にされました。


Before

After
鷲鷹工芸・森さんは長火鉢を見事に修繕して持参のうえ、亡き母が愛用した足踏みミシンの補修もしてくださった。長火鉢に入っていたシロモノを元の引き出しに戻しながら、古き良き時代に想いを馳せています。

Before

After


手土産のイモリ

手土産のイモリ
晴ちゃんは手土産のイモリを泉に放した上で、クワガタムシの捕獲ワナを仕掛けました。この後で晴ちゃんと交した約束を私が誤解し、さらに夕刻に葉子さんからもらった電話に受け応えした妻の言葉が誤解を生んだようです。翌朝、私は4時に目覚めていながら、庭で1時間半も待ちぼうけを食ってしまったわけです。

クワガタムシのワナを仕掛けました

クワガタムシのワナを仕掛けました

篠田先生には素晴らしい一書をたずさえてもらい、楽しい一夜を過ごしてもらえたようです。翌朝、4時からホトトギスが、次いでウグイスが鳴いたとか、ヒヨはけたたましい声だし形相も恐ろしげだった、などと語り合いました。ちなみに、篠田先生に「竹の玄関」(なぜか網田さんの創作活動が止っている)を用いて送迎する最初の来客になってもらいました。


オオガハスが咲いている

ノウゼンカズラが咲きはじめた
朝食を終えて工房に移動した妻は「オオガハスが咲いている」と叫びながら駆け戻って来ました。夕刻から庭仕事に加わった妻に「ノウゼンカズラが咲きはじめた」と教えられました。前日、手入れ(整枝をした上でアーチに沿わせた)をしておいてよかった、と思ったものです。