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 最大多数の最大幸福 15/10/04

 「アアー、美味しい空気」。この妻の第一声から今週は始まりました。起きがけに先ず、寝室の北の窓を開け、感謝されました。先週の終わりは「寒がりになりましたネ」と一言でした。フリースのパジャマに替えてもらいながら、「アンカを入れて欲しい」と願ったのです。今年もまた、母の「あんたも、歳取ったらわかる」との口癖を思い出す頃となりました。

 庭では、フジバカマが咲き始めています。昼前には、ルーチンワークの後藤さんを迎え、また淡水貝をもらい、午後は八卦の何たるかを学ぶために外出。舞鶴さんを誘いました。夕にはブルーベリーのネットを外し始め、夜は「アサキマダラがいつ来るのか」と思いながら就寝。

 八卦は、エネカンに新宮先生を訪ね、学びました。幾人かの八卦に頼った経営者を思い出しながら、その心境に迫るなど、私なりにその何たるかを知り得た気分です。新宮先生はかつてアイトワの理念を「最大多数の最大幸福」という言葉を用いて評価され、サッパリした気分にされましたが、同感です。帰宅後、小さい方のブルーベリーのネットを外したところで日没。

 月曜日は早朝から2泊3日の出張。強い人の輪をつくろうと努めていますが、この度も「クリアーに、だけでなくホットに」なってゆくことを実感。いつものごとく楽しかった。朝夕温泉に浸かり、カラダも十分に癒えました。帰途は、終始資料の整理と思い出にふけっています。

 思い出とは、日曜日の2つ。まず朝一番に、妻が鉢植えに用いた土について、ひと悶着があったのです。次に、「100万円あったら何したい?」がテーマの「朝日RANKING」がキッカケで始まったやり取りの顛末です。妻と前日、頭をひねりながら答えが出なかった問題を、エネカンへの車中で持ち出し、舞鶴さんの回答を知り、己の脳の硬化を自覚させられた思い出です。

 整理した資料とは、まず「『売国奴』と言われて考えた」との投書をキッカケに集めた資料でした。もう1つは、原発再稼働について「ヤッパリ」との感を強めた資料で、メルケル首相は今、安倍首相をどう見ているのか、と興味津々にされています。

 出張先のホテルでは、いつものごとく5大紙に目を通しました。毎日新聞の「余禄」が面白かった。産経は一面中央に赤い満月を大きく刷り込み「ムード満天 スーパームーン」と打ち、読売は、EU28カ国の消費税での新聞代減額率を取り上げており、ともによかった。だが、読売が25日に「えいご工房」で、安保法案に関して「民主党を中心とする一部野党が審議引き延ばし戦術を取りました」と表記していたことを思い出し、かつて購読紙を「どの一紙に絞り込むか」で随分迷った時のことを振り返っています。かくして元気に帰宅、雨の木曜日を迎えました。

 ある大学でスピーチする日でした。帰宅後も、すっかり庭は濡れており、屋内で過しましたが、アメリカでまた「Campus Shooting」が生じたことを知り、昨今の大学の苦悩を推し量りながら床に就き、「明日は天気にしておくれ」と、テルテル坊主に願いながら眠りこけました。

 金曜日は晴れました。しかも急遽の日程変更が生じ、むしろ喜んでいます。アメリカの皆川さんの来訪に加え、防犯カメラの工事が始まることになり、外出予定をキャンセルせざるを得なかったのです。おかげで、と言ってよいのでしょうか、庭仕事に随分励むことができました。大きい方の防鳥ネットを外し、今年のゲンノショウコの収穫を終え、ムベのアーチを剪定。さらに、最後のトマトの畝を独断で仕立て直し、その上で、10何年ぶりかの皆川さんを迎えました。

 週末も晴れ、皆川さんを見送った午後、冬野菜の苗を前日仕立て直した畝などに3割ほど本植えした上で、アイトワ塾のBBQの夕べに望んでいます。新たなゲストも迎え、とても賑わいましたが、その後で泊まってもらった大阪組と一緒にラグビーのWカップの後半を観戦。気分よく就寝です。
 


白いフジバカマ

フジバカマ
今年から白いフジバカマも咲く。昨年、網田さんと姨捨などを訪ねた旅先で買い求めた株だ。アサキマダラは今年、なぜか5月25日ごろに一度来ていた。本来は、このフジバカマが咲く時期に来るはずだが、やって来るのだろうか。


コンロはアルミ缶の廃物利用

貝はタニシが多かった
後藤さんに、2つのもらい物。手造りコンロと第2陣の淡水貝。コンロはアルミ缶の廃物利用だがスグレモノ。野小屋に収納することにした。「孫の世話をしながらいくらでも捕れる」との貝はタニシが多かったので「ここなら」と思うところに分けて放り込んだ。


多肉植物

リサイクル土の収納場
妻は、既製のポット苗を鉢植えにする際に、HCで買い求めた「赤玉土」などを用いた。確か当年は、国連の「国際土壌年」であったはず。しかも私は40年来、土のリサイクルを試みて来た。当然ヒ トモンチャク。妻は、多肉植物ですから「肥料分のない土を」と理屈を言ったつもりだろうが、私には屁理屈。リサイクル土の収納場の土は、鉢植えで使用済みの土だから、肥料分はほとんどない。

無事に防犯カメラの第一次工事が済んだ。前日、常寂光寺のご住職が「明日、始めたい」といって来訪。「明日、と言えば、皆川さんが3人でお見えの日でしょう」と妻。「何時(にお見え)でしたか」と問われ「さあ困った」。実はこの日はBBQの準備で、舞鶴まで塾生と魚を買い込みに出かける約束をしていた。皆川さんは単独でみえ、結局、万事うまく収まった。


ゲンノショウコの収穫を終えた

皆川さんに「美味しい朝食を」
今年のゲンノショウコの収穫を終えた。翌朝は、皆川さんに「美味しい朝食を」と、妻と庭に出て、よく熟れたカボチャと、大きく育てたツルムラサキを収穫野草でテーブルも飾った。朝食時も旧交を温めた。皆川さんも、朝の散歩で向かいの「呼び込み」に引っかかったようだ。いきなり「Where from」とはなんですか、まず「Goodmorning. By the way」とぐらいは言うべきでしょう、と憤慨。

大きく育てたツルムラサキを収穫

大きく育てたツルムラサキを収穫

野草でテーブルも飾った

旧交を温めた

突風でテントの支柱が曲がった ウラナリカボチャ
当週の大被害は、木曜日の夜の突風でテントの支柱が曲がったことと、ウラナリカボチャが落ちたこと。これで、残したカボチャに栄養が行き渡り、美味しくすることだろう。緑のウラナリカボチャは前日拾った。上部が貧相だったから風で折れたろうが、ウラナリ故に「なんとか種を結びたい」と願い、種が入る下部に栄養を集中させていたのだろう。
残したカボチャ 種が入る下部に栄養を集中させていたのだろう

皆川さんは4時半に1人で到着と分かり、その前に最後のトマトの畝を独断で仕立て直した。このたびの留守にした間に赤くなり始めた実もあり、妻に問えば「もう少し待って(下さい)」になりそうだった。だから、これは男の役目と判断したわけだ。