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 異例の正月や日韓問題 16/01/03
                                               
 週の変わり目と年の瀬が重なったこの1週間、特記事項が多々ありました。エンジンソーとエンジンブロアーをこれほど駆使した週は初めてだし、「異例なこと」まで多々あったのです。たとえば好物の澄まし雑煮を、元旦を待てずに、しかも29日に賞味とか、数十年来のわが家の歳時記・しめ縄作りを変則化させたり、元日早々から庭仕事に取り組んだりしたのも初めてです。

 週初はすこぶる正常で、2人で年の瀬の庭仕事。それは前日、後藤さんに買いものに連れて行ってもらい、亮子さんに手助けに来てもらえた上にし、吉田さんや網田さんに訪ねてもらえたことを陣中見舞いのごとくに活かした成果です。妻は、前日の亮子さんと取り組んだ庭掃除の続き。私は、残っていた2本のクルミの矯正の後、プラムとプラムを日陰にしていたビワとツバキの大剪定。その剪定クズでまたぞろ囲炉裏場に山を作り、その始末に取り組みながら、前日買い求めた品々を活かす作業を挟み込んでいます。ホタギ伏せ場の天井張りと柱時計の再生です。

 翌日は、ジューンベリーの大剪定に加え、ジロウガキ、公道に張り出したカシ、そしてキンカンの剪定も済ませました。キンカンは(10月にみえた)鶴田夫妻の助言のおかげ。ジューンベリーの方は、「元日に、庭仕事を手伝いたい」といって訪れる松尾さんの庭仕事を用意です。もちろん恒例の、智照尼モミジの手入とエンジンブロアーでの落ち葉掃除にも手を染めました。

 この10日ほどは、朝はある一文「中国人読者へのメッセージ」作りに割き、夜は賀状に一筆添えたくて費やしました。その後半に、嬉しい一書の贈り物に恵まれたり、日韓政府が禍根を残す協定を結んだことを嘆いたり、向かいの客引きに仰天したりしています。なお、済まし雑煮を恒例より6日も早く賞味できたのは、ある誘いに乗ったおかげで、午後は大ハッスルしています。妻と苗木や花苗を買い求めに出た後、エンジンソーを持ち出し、囲炉裏場に溜まっていた大量の丸太をアッという間に玉切りに。さらにサンシユの矯正も済ませ、妻を仰天させました。

 30日は室内温度は初めて8度。畑の野菜は本格的な霜でグッタリ。この日から維(ユイ)さんを迎え、昼は3人で恒例の安倍川餅。夜は冨美男さんも交え、歓談しながら4人で和洋折衷。その間に、維さんは裏庭の落ち葉掃除から参画。私はエンジンブロアーでワークルームの屋根掃除。妻はビオトープ一帯の落ち葉かき。この日は来客が4件も重なりましたが、また陣中見舞いのごとくに活かし、成果をあげさせてもらいました。ただし、恒例のしめ縄作りは割愛。

 かくして大晦日を迎え、3人はペアーを組み替えたりしながら、墓地、神棚、仏壇、庭(門扉からパーキング周辺の落ち葉掃除、旧玄関まわりで梅の剪定と庭掃除、反省を伴ったツバキの植え替え、3つの大鉢つくり)そして屋内の掃除やガラス磨きなど、様々な作業をこなしました。夜は、妻と維さんはお節料理の仕上げと、その詰め合わせ。私は鏡餅の飾りつけと、苦渋の決断を伴ったしめ縄作り。締めくくりは常寂光寺で除夜の鐘を突き、やすむ前に年越しそばを賞味。

 元日も異例でした。元旦はわが家流でしたが、私は早々と庭で一仕事。まず、維さんのパンジーの手入。次いで2人の若者を庭仕事に誘う準備。妻は維さんに和服の着付け。こうして2時の来客3人(息子を連れた劉さんと松尾さん)を迎えたのです。男3人は庭仕事。維さんは劉さんと会話。妻は翌日から始まる喫茶店の準備。2度目のお茶は5時前にココア。夕食は松尾さんを交えてやっとタップリお節料理を食しました。この夜、維さんは尺八の練習をしました。

 二日に妻は澄まし雑煮を用意し、維さんに振る舞い、2人は喫茶店に。私は、やっと前夜から手を付けた賀状の整理と週報のまとめ。その間にホタギ伏せ場で、後は隙間埋めを残すばかりまで仕上げました。このところ風呂焚きは私の担当でしたが、この日は維さんが沸かしました。
 


妻はいつも大喜び

初めて手にした手箒のあたりの良さに感心し
吉田さんの来訪は計算に入っていたが、網田さんはヒョッコリ。いずれも陣中見舞いのごとくに活かさせてもらい、英気を高めた。妻はこの竹箒は「落ち葉を上手に拾う」といつも大喜び。初めて手にした手箒のあたりの良さに感心し、「何に活かしましょうか」と私の残り少ない髪の毛を櫛とくようなイタズラをした。


クルミの矯正
クルミの矯正は、佛教大生の助力を得て要領を身に着けていたので、残る2本は1人で(重しのブロックなどを買い求めた上で)実施。このやり方(ミツバチの師匠流)を2年前に志賀郷で見ておきながら応用しなかった機会損失を痛く反省。当週報を記す励みの1つにした。


ジューンベリーの大剪定

剪定後

サンシユの切り口を、アイトワ流に補正
ジューンベリーの大剪定は、温室のガラスを割らないように気にしながら一人で実施。次いで、先週プロに手掛けてもらったサンシユの切り口を、アイトワ流に補正。このサンシユとジューンベリーは、今後はこじんまり仕立て、果実を(すべて小鳥に取らさずに)幾分かは収穫できるようにしたい。


モミジの手入

この蔓

リース作りの名人にお裾わけ


祇王寺で苗をもらい、かく育てたモミジの手入は、いつものごとく今は亡き智照尼を偲びながら取り組んだが、この度は3日にわたった。登らせているテイカカズラの抑制は小1時間で済んだが、間違って登らせたヤマブドウの蔓を取り除くのに手こずったわけだ。12段脚立の上で、天を見上げながら高枝切りを操作する作業に、延べ4時間を要したせいだ。しかし、この蔓リース作りの名人(今年もいただいた)にお裾わけすると、喜んで下さった。


嬉しい一書

尊敬する児童文学作家から嬉しい一書が届いた。「この本は、読者の皆さんと考えていきたいことを、書きました。環境の危うさは、命の危うさと繋がっています」との想いも添えられていた。この日に中・韓から養子を得たアメリカの長女(最初に受け入れたホームステイ)の近影が届いたこともあり、また日韓政府が危うい協定を結んだ折だけに、しっかり考えなくてはとの想いに駆られた。


本格的冷え込み

霜柱も立った
この日から本格的冷え込みが始まった霜柱も立った。この異常気象を喜ぶべきか悲しむべきか。困ったものだ。

維さんはこのたびの短期ホームステイに、下宿で育てていたポットのままのパンジーを「枯らしたくない」と言って連れて来た。妻が「孝之さんに鉢植えにしてもらいなさい」と聞えがよしに話していたので、これを新年の初仕事に選び、セイヨウサクラソウを1本添えた。側の木屑は、サンシウの切り口を補正した時に出たもの。