ハッピー3世と金太
アイトワでは長年にわたって犬を飼ってきましたが、現在は“ハッピー”と呼ぶクロシバが1頭で、暮らしています。“ハッピー” は襲名で、現在のクロシバはハッピー4世です。ハッピー3世と相棒の金太亡き後、縁あってアイトワで暮らすことになりました。
ハッピー3世と金太がエコライフガーデンにやってきたのは2000年春。
立派に役割が果たせるようになりました。
ハッピー3世は、警報専門。激しく吠えて異変を知らせます。
金太は、接待役。アイトワにおいでになる方を愛想よくお迎えします。
ハッピー2世
ハッピー2世: ボクは、2000年5月17日永眠致しました。
長い間アイトワの庭を守り、森夫妻の暖かい愛に育まれながら生涯を閉じました。今までに咬みついた皆さんごめんなさい。(文:後藤佐次郎)
ハッピー2世の犬小屋の側には、「この犬、咬みます」と記された大きな吊り札がぶら下がっていました。にもかかわらず、この犬に惹かれて、つい近づいて、内7人が咬まれました。
だけど、どなたも苦情を述べられず、前科7犯で天に召されました。
Ken
この跡を継いだのがKen。
ハッピー2世が存命中は、裏庭で穏やかに過ごしていました。散歩と食事時以外は小屋の中でいつも寝そべっていたのです。そのセイか、Kenは「痔」の症状を呈し、食事時にいつも妻はその尻拭いをしていました。
そのようなわけで、先代ハッピーの小屋に引き出された時は、チョットおびえていましたが、やがてお客様のお相手もできるようになりました。そこで、吊り札は「この犬、咬めます」に(1文字だけ赤で改めて)かえています。
Ken: 2013年3月20日に僕は天国に行きました。
長いあいだお世話になりました。(文:後藤佐次郎)
ハッピー3世とKinta(金太)
Kenの跡を継いだのがハッピー3世とKinta(金太)でした。
Kenが存命中に、動物愛護センターから、同時にもらいうけた2頭です。目星をつけていたのはハッピー3世でしたが、妻はKintaと目が合ってしまったのです。その日は金曜日でした。
泥棒さん僕がいる限り絶対に入れないよ!!
(文:後藤佐次郎)
ハッピー3世は、怖がりで、甘えん坊でした。私たち夫婦の側にいないと気が休まらないたちで、仕方なく居間の窓先にハウスを用意しました。
長生きしたのですが、いつしか元気な時のようには眠れなくなっています。
ハッピー3世
わが家で初めて全盲になった犬です。だから、永眠する墓で、体感もさせました。
体感させた4日後の、2014年6月20日永眠。
Kinta(金太)
Kinta: イラッシャーイ!僕が愛想よくお迎えします。
近所の子どもたちの人気者です。
(文:後藤佐次郎)
Kintaは、度胸があって、寒さに強く、頭が良くて、チョット横着。
私が真上で剪定作業をしても、体の上に選定した枝などが落ちない限り、平気。
おかげで、喫茶店の常連客父子に連れられて、保津川でボートにも乗ったし、愛宕山にものぼっています。
ハッピー3世亡き後、ほどなく後を追うように、隣同士で永眠です。
ハッピー4世
この後、アイトワでは、犬が1頭もいない年月が数年続きました。動物愛護センターがなくなり、捨て犬をもらえなくなったからです。
2019年(コロナ騒動が生じる前)に、縁あって(2軒3人の方々のご厚意で)ハッピー4世がやって来ました。
初代ハッピーとクローネ
2022年8月のホームページ刷新を期に、初代ハッピーの写真を探しました。シェパードのクローネと引き合わされ、チョット緊張しています。
利口なだけでなく、勇敢なオスで、良くモテました。だから、シェパードの子どもをもらったのですが、それが逆にひどい目に遭わせることになったのです。
その物語を、いずれご紹介させていただきます。