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アイトワ循環図

 似て非なるもの 14/04/06

 雨がちの日曜日でしたが、雨の切れ目をぬって妻は今が盛りのツバキの落ち花をカフェテラスの水鉢に浮かべたりワラビを初収穫したりしました。また、北海道から20年ぶりに再訪してくださったご夫妻とゆっくり会話ができた、と喜んでいました。私はインゲンマメの種をポットに播き、瞳さんのご主人にもらったハヤトウリを植え付けました。庭を巡ってみると、仏大生が移植したホップが勢いよく芽を出し、白ツバキが見事に咲いていました。先週、いずれも古い3種の種をまきましたが、シュンギクとミズナは芽が出そろったのにホウレンソウは出ていません。

 月曜日は好天で明け、午前中は妻と知事選の期日前投票と買い物(ホウレンソウ、時無しダイコン、そして20日ダイコンの種など)に費やしました。午後は、3時までは日照りが強く、書斎で過ごし、その後庭に出て除草と夏野菜の畝を作り、買い求めた3種の種をまきました。夜は、風呂から上がった時に未花ちゃん一家が(道中で夕食を済ませて)到着。これまでの店仕舞いだけでなく転校や転出手続きも滞りなくできた、とのこと。これから2か月かけてカフェテラスを「上手に引き継げるようにしてください」と(妻が用意した温かいココアで)乾杯しました。

 「上手に」とは、人形教室に集うひとたちをはじめ常連のお客さんに「よくなった」と喜んでいただき、28年間も一緒に喫茶店を守った5人の仲間との縁を大事にすることです。私は一足早くやすみながらさまざまなことに想いを馳せましたが、いつの間にか眠りこけました。

 火曜日も好天、久しぶりに大垣に(大垣市功労者授与式を機に)出かけ、調べごとをしています。授与式会場までの道中で顔見知りから「未花ちゃんがアイトワに、」と声を懸けられたり、要人に昼食をご馳走になったり、サクラの名所に案内してくださる人があったりと楽しい1日になりました。その間に妻は、未花ちゃん一家をご近所の挨拶廻りに引きまわしたり、乙佳さんを迎えたりしています。乙佳さんの新居をいまだに訪ねておらず、叱られたとか。

 実は、この土日は松山に出かけます。その関係もあって、水曜日は岡部達平さんを迎え、旅行の相談だけでなく(未花ちゃん一家がアイトワを円滑に引き継げるように)知恵を借りることにしました。未花ちゃん一家は、アイトワの文化を学び直し始めました。一家が連れてきた8匹の金魚は4か所に分かれて棲みつくことになりました。この日の庭仕事は、温室で越冬した鉢植え植物を運び出し始めたり、第3次のスナップエンドウの苗を植え付けたりと、主に季節の切り替え作業でした。そして夕食。妻は願うところを早速未花ちゃん夫妻に伝授し始めたようです。

 木曜日は上機嫌で温室に向かい、水槽の水替えから手を付けました。初夏のような好天でしたし、明範クンの両親が喫茶店で働き始める日でしたが、明範クンにとっては悲しいことから始まりました。前夜放した8匹の金魚のうち2匹が死んでいたのです。うかつでした。そこで、ことなる印象を抱かせたくて、庭仕事を習い始めさせています。ここあと、私は大事な用件で来客を迎えており、そのお見送りをしたあと日没まで、また1人で鉢植え植物の運び出しに当たっています。この日、カフェテラスは少し賑わいましたが、その中にあって、とても控えめで、印象的な中国人の女性客を迎えたようです。人形も見ていただけたし妻のエッセイと『次の生き方』を求めてもらえたうえに東京で留学中とのことですから、いずれお目にかかれるかもしれません。

 金曜日は小雨で明けましたがほどなく上がり、計画通りに花見の朝食を決行。亀山公園から保津峡を見渡し、わが家から見る借景と、展望台から見る嵐山の様子の違いを確認しました。本日は3時過ぎからルーチンワークを前倒しし、翌朝から一泊2日で松山に出かけます。翌5日は小学生時代初の同窓会とアイトワの28周年記念の日ですが、松山を優先しました。

 

先週、私は自然生えヤブツバキの落ち花を拾い集め、水鉢に浮かべました。それは、2つと同じものを生み出さない自然の摂理を追認するためでした。今週はじめに、妻は庭にある今が盛りのツバキの落ち花を拾い集め、水鉢に浮かべていました。翌朝確かめてみると、それは自然の摂理を人為的に活かした結果を楽しむためであったようです。似て非なるもの、と思いました。


木灰であく抜き

順調に芽が出始めました
今週初め=先月末にワラビを初収穫し(木灰であく抜きして、木曜日の惣菜になり)ましたが、これは庭で積んだ今年4番目の(フキノトウ、コゴミ、そしてミツバに次ぐ)山菜です。他に、アシタバ、アマナ、シュクコンソバ、そしてアリエさんのハマボウフウなどが芽を出しています。昨年、小さなフキ畑を2つ増やしましたが、順調に芽が出始めました。


コンクリプール

カフェテラスの大きな水鉢
一家は8匹の金魚を連れてきましたが、ヒブナのたぐいでした。一番大きな2匹はコンクリプールに、小さくて色が不鮮明な2匹はカフェテラスの大きな水鉢にと、4か所に分かれて棲みつかせ始めました。ところが翌朝、内2匹が死にました。


鉢受けを使い、デヴュー
この日の庭仕事は、冬ごもりさせた鉢植え植物を運び出し始めることからスタート。今年から鉢受けを使い、デヴューさせました。この日のラストは第3次のスナップエンドウの苗を植え付けた後、タマネギなどの液肥やりでしたが、バケツに16敗で止めています。なお、鉢植え植物を運び出しは進行形で、木曜日時点ではネモフィラ、六甲サクラソウ、そしてゼラニウムなどをデヴューさせています。

六甲サクラソウ

ゼラニウム


水替えに手を付けています

 
初夏のような陽気になり、「そうだ」とばかりに(温室にある一番大きな水槽から)水替えに手を付けています。2匹の金魚の他に、期待通りに(水草と緑化した水のために見えていなかった)各2匹の小ブナとドジョウが生きていました。ドジョウは丸々太っていましたが、小ブナは、小ブナのままでした。


コゴミ植え
第3のコゴミ畑を作り始めた記念日にしましたが、夕食時に「この日の印象」を質すと、「キンギョの死」も「コゴミ植え」も出て来ず、「家族みんなで食べた夕食」と「町の探検」が心に残ったようです。これまでは職と住が離れていました。また、この日初めて1時間余の「町の探検」に出かけていました。


大悲閣

 

花見の朝食
なんとラッキーなことか、と思いました。雲間は、この花見の朝食のために、切れてくれていたようなものです。誰一人として人影のない小倉山の一角から、対岸の嵐山にある大悲閣などを眺めながら、胸をなでおろしています。帰宅後、開店前の掃除を済ませた10時過ぎからまた雨模様になっています。